冬の暖房費を節約する無料の方法

2021年11月19日

暖房費節約「お金を節約するためにはお金をかけなければいけない」というなぞなぞみたいな話を聞いたことがあるかもしれません。要するに暖房費を節約するには効率のいいヒーターや、断熱効果のある壁材にリフォームしたりと、長い目で見れば節約なんだろうけど最初にお金がかかる、という事です。しかし暖房費を節約するために無料でできる事はいくつもあります。ここでは代表的な10のポイントを紹介します。

無料で冬の暖房費を節約する方法①:毛布や違った服の素材を使う

最初に紹介する方法は、私の実家が古い日本家屋だったことでも納得するものです。そりゃそうか、と。それは冬に服を着れば着るほど、家の中で暖房を使う必要がなくなるという事です。寒さへの耐性にもよりますが、半袖シャツの上にセーターを着たり、デニムやウールなどのしっかりした素材のズボンを履くと、快適さが変わるかもしれません。

また、裸足で家の中を歩き回らない方がいいでしょう。肌触りのよい靴下を履けば、足元が温まり、体全体が温まります。

夜、家の中でテレビを見たり、本を読んだりするときには、暖房をつけなくても毛布の中に入って暖をとることができます。また、ベッドの上に毛布を1〜2枚余分に置いて、寝るときに快適に過ごせるようにするのもよいでしょう。

勉強する時などは、寒いからと言って暖房をかけすぎると眠くなってしまいますが、ひざ掛けと靴下、ちょっと上着を羽織って・・・だけでも快適ですよ。

貧乏くさい、と言わす、試してみましょう。

無料で冬の暖房費を節約する方法②:太陽の光を使う

冬は日照時間も少ないですし、曇りの日が多いイメージがあるので太陽の光を見る機会が減るかもしれませんが、完全になくなってしまうわけではありません。日中、太陽の光による熱を利用して、家を暖めることができます。シェードやブラインド、カーテンがあれば、晴れた日にはそれを開けて太陽光の暖かさを利用しましょう。夜になったらカーテンやブラインドを閉めて、窓の断熱性を高めましょう。

無料で冬の暖房費を節約する方法③:使わない部屋を閉める

これは照明にも同じ事がいえますけど、家の大きさや住んでいる人数によっては、ほとんど使っていない部屋があるかもしれません。使っていない部屋を暖房する必要はありません。暖房費を節約するためには、普段使わない部屋のドアを閉めましょう。 また、使わない部屋の換気扇はとめるか換気口を閉めて、ダクトからの暖かい空気が届かないようにするのもよいでしょう。

タオルや隙間風を防ぐものをドアの下に入れておくと効果的です。 注意していただきたいことがあります。特に水道管が壁の中にある場合は、使っていない部屋を冷やしすぎないようにしましょう。使っていない部屋を20度まで暖める必要はありませんが、配管が凍結しないように5度以下にはしないでください。

無料で冬の暖房費を節約する方法④:コンロやオーブンの熱を利用

冬と言えば鍋ですよね。スープやシチュー、ローストなど、体を温める料理を食べる機会も増えるでしょう。また、夏に比べてお菓子作りをすることが多くなるかもしれません。家でパンを焼いたり料理をしたりすることは、レストラン代や食料品代の節約になるだけでなく、暖房費の削減にもつながります。

コンロやオーブンの熱で、キッチンが温まります。 パンを焼き終わったら、オーブンのスイッチを切り、ドアを少し開けておくと、暖かい空気が逃げてキッチンを暖めることができます。

無料で冬の暖房費を節約する方法⑤:室内のサーモスタットを下げよう

サーモスタットというのは加熱・冷却で対象物(ここでは室内)の温度を一定にする装置のことで、平たく言えばここではエアコンなどの暖房器具の事ですね。その設定温度を下げる事で暖房費を節約できます。サーモスタットの温度を下げるのに最適なタイミングは、就寝時と朝の出勤前です。就寝時の温度は18度前後に設定してみてください。

出勤時には、日中に誰も家にいないのであれば、温度を18度かそれよりも低くするとよいでしょう。これも照明と同じ事がいえますね。調節というかエアコンなどは電源オフが習慣になっている人も多いでしょう。

無料で冬の暖房費を節約する方法⑥:ドアや窓がしっかり閉められているか確認

これは③とも共通することですが、特に窓やドアがしっかりと密閉されていないと、家の中の熱が失われる可能性があります。冬の初めに、家のすべての窓やドアを回って、空気が漏れていないかどうかテストすることをお勧めします。窓の側面やドアの下部から冷たい空気が入り込んでいるのを感じるかもしれません。

窓の場合は、鍵をかけてしっかりと閉めるのが手っ取り早い方法です。窓をロックすることで密閉性が高まるだけでなく、家の安全性を高めることにもつながります。防犯対策ですね。

無料で冬の暖房費を節約する方法⑦:ダクトからの熱の流出を防ぐ

家の中のダクトは、特に屋根裏、地下室、ガレージなどの断熱されていない場所にある場合、熱損失の原因となります。 ダクトの接合部をシールすることで、暖かい空気が外に漏れないようにすることができます。ダクトのシールには、ホイルテープやマスチックシーラントを使用することができます。

無料で冬の暖房費を節約する方法⑧:シーリングファンの使用

家のどこかの部屋にシーリングファンがあれば、寒い季節にはそれを使って暖かい空気を行き渡らせ、暖房費を抑えることができます。冬場はファンを逆にして、羽根が時計回りに回るようにしましょう。扇風機の羽根を時計回りに回すと、空気が上に吸い上げられ、天井付近にこもっていた暖かい空気が壁を伝って部屋中に行き渡るはずです。

扇風機の羽根が正しい方向に回転しているかどうかは、扇風機の下に立って確認してください。扇風機の下に立ってみて、空気の流れが感じられないことが大切です。

(海外の記事なので日本では仕様が違うかもしれません。風を感じない、というのが大事です。)

無料で冬の暖房費を節約する方法⑨:家具の配置を変える

家の中の部屋を新しくすることは、美的なメリットだけではありません。家具を移動させると、部屋の空気の流れがよくなり、吹き出し口からの熱がうまく分散されるようになります。 暖房の吹き出し口の前にソファやベッド、本棚などを置いていると、その家具が空気の流れを妨げています。

通気口から家具を離して、熱が自由に行き渡るようにしましょう。吹き出し口から少なくとも60センチ~1メートル離れたところに家具を置くのがよいでしょう。

冬の暖房費を節約する無料の方法:まとめ

ちょっとした工夫で随分と暖かくなるものです。暖房をつけて部屋をあったかくした状態で料理をしたり、鍋物をたべて体があったまり、暖房を消して変わりにクーラーを入れたこともあります。極端な例ですが、適度に工夫することで光熱費の節約、なりそうですね。